ビカクシダ

2014/07/10

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「ビカクシダ」というヘラジカの角のような不思議な形の植物。友人に教えてもらって素敵だと思ったので、私も真似して育ててみることにした。映画『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』のなかで猪の剥製が出てきて、いつか私も欲しいなあと思っていたのだけど、動物の剥製が似合うような家に住んでいないし、沖縄だと暑苦しい印象になりそうなのでビカクシダは調度良いというわけ。ヘゴ板に根づけをして、さらにそのヘゴ板を家の棚を作ったときに余った正方形の板材につけた。蚊に囲まれ悶えながら作業した。葉がびょーんと飛び出していて迫力がある。これはいい。せっかくなので外で写真を撮ったら、周りの沖縄の緑たちも同じくらい迫力があって、ビカクシダはもとからそこにあったかのような感じになった。

鳥マンション

2014/04/08

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ヒューゴ

2014/03/27

『ヒューゴの不思議な発明』を友人宅で観たときのこと。友人はすでにこの映画を観ていたので、ひとりで鑑賞していたのだけど、中盤あたりから同じシーンが繰り返されたり、唐突に終盤の場面が出てきたり、また過去の場面に戻ったりして、すごい展開をしだした。私は「おお、挑戦的な映画なんだな」と思いがんばって観ていた。結局、穏やかで説得力のあるラストシーンを迎えて映画が終わり、私は満足した。思わぬ展開とラストシーンが面白かったと友人に伝えると、「そんな変な映画じゃないよ。DVDが壊れてたんでしょう」とあっさり言われてしまい、実際その通りだったので複雑な気持ちになった。

たとえ本来のものとは違っていても、自分が観た『ヒューゴ』が好きだ。主人公が時計仕掛けになってしまう夢のシーンが繰り返されたときには〈夢のなかの夢〉を体験しているような感じがしたし、ひとの心が開かれる瞬間をうつした短いラストシーンは感動的だった。他の人と共有するのはむずかしいけれど、自分にとって本当なのだから別にいいじゃない。それはまあ、そう思う。パソコンが落ちるまでひたすらたくさんの曲を流し続ける前衛音楽家の名前は何だったかしら。偶然と無秩序のなかのうつくしさ。あれみたいでカッコイイじゃない。本当はそんなふうに思いたかったけれど、さすがに壊れたDVDを何の疑いも持たずにじーっと見続ける自分の姿を思い浮かべると間抜けで、ちょっとやるせない。

その後、きちんとした方の『ヒューゴ』は観ていない。

2014/02/08

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沖縄の冬はそれなりに寒い。けれど、寒いと感じる日でも息が白くなることはなくて、夏ほどの勢いはないにせよブーゲンビリアやハイビスカスが咲いている。日差しが強いと初夏のような陽気になって、家を出るときには薄手のコートでちょうどいいと思っていたのに歩いているうちに脱ぎたくなってしまう。那覇のまちには、ダウンジャケットやファー付きのコートを着ているひと、潔く半袖で歩いているひと、色々いて面白い。

寒い夜にボイラーの灯油が切れてしまい給湯できずに弱った。大家さんに伝えると、「あそこに連絡すればいい」「いやあそこはガス専門だろう」などと家族総出で話し合ってくれた末に、ここのオヤジに電話して、と番号を渡された。どんなオヤジなのかと少し心配になった。電話をかけると、奇麗な女性の声で丁寧に対応されたものだから、無骨なオヤジが出るのを覚悟していた私はちょっとドギマギしてしまった。翌日灯油を運んできてくれたのは、爽やかなお兄さんだった。

東京は10年に一度の大雪らしい。”何年に一度”とか”何年ぶり”とかって表現、最近よくみるよねと夫と話す。雪のつもった駒形橋を渡っている動画が送られてくる。シャリシャリ歩く音がする。

雪をはじめて見た沖縄のひとがうれしくて食べちゃったという話をきいたよ。なんだか可愛いよね。

インシャラー展のバック&ブック

2014/01/08

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234のインシャラー展のブックレットを作りました。図版とともに、詩人の与那覇幹夫さん、〈市場の古本屋ウララ〉店主の宇田智子さん、デザイナーのWくんのテキストが収録されています。

「なんでもいいので、個展へむけた文章を書いてほしい」とだけ伝えて、どんなテキストが送られてくるのか。わくわくしながら待っていました。実際に手にしたそれらは、私の予想を超えたすばらしい言葉たちでした。読むたびにひらめき、勇気がわいてくる。

このブックを読んで、ある人は「全く意味がわからない」、またある人は「涙ぐみながらみた」と私に教えてくれました。興味のある方は、ぜひ読んでみてください。数量超限定です。

【234のインシャラー展 記念バッグ&ブックセット】

市場の古本屋ウララさんの店頭にて販売中!

遠方の方はお店のHPにあるメールアドレスよりご連絡ください。

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インシャラーエンドの年を越して、絵の可能性

2014/01/08

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インシャラーの壁に貼ってあった私の絵は、どんな人たち、どんな風景のなかにあったのだろう。絵はただそこにある。じっくりと絵をみつめた人も、展示に気づかずに珈琲を飲んで帰った人も、いろいろだったに違いない。10日間、限られた時間と空間のなかで、絵は自由に表情を変えたと思う。想像するとわくわくする。絵の可能性が膨らむ。

インシャラー展で終わった年を越えて、ニューイヤーがやってきた。

【個展】画家宣言から1年、那覇の喫茶店インシャラーで個展をやる

2013/11/06

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家の台所で、夫に向かって「画家をやる」と唐突に宣言してから1年。こんな自分でも何かをつくり出して、日常を変えていけるのだと感動したり、どんなにがんばっても変わらない景色に不貞腐れたり、投げ出したくなったり。

自分で宣言しておきながら、画家という言葉が何を意味するのかわからないし、未だに曝け出すのは恐ろしい。それでも、出し惜しみをせず、素直な心で絵や絵をとりまく物事と向き合う努力をすれば、結果として、強烈に楽しいことがあったりする。その楽しさを証明することはできないけれど、とにかく、がむしゃらにやりたいと思えるのだ。ここでは。

今回、那覇の国際通りで40年続く名喫茶「インシャラー」で個展を開催させてもらえることになった。インシャラーの歴史ある佇まいとエキゾチックでほの暗い空間は、言葉で言い尽くせない味わいがある。私の大好きな場所のひとつだ。

しかし、単なるファンとして通うのと自分の作品を店に飾らせてもらうのとでは、ハードルの高さが全く違う。そもそもギャラリーではないし、私のような沖縄に住んで間もない無名の絵描きには、色んな意味で畏れ多くて。インシャラーで個展をやりたいなあ、なんてぼんやり考えていた時はまだ良かったのだが、個展の話を持ち込む段階では「何でこんなこと思いついちゃったかな。トホホ」という感じだった。

だからこそやる意味がある!なんて大袈裟に自分を鼓舞して、オープン前のインシャラーの店内で話をさせてもらった。マダムに絵を見せると「アラ、可愛いじゃない。良いわよ、いつやるの?」と快諾していただいた。今思えば、随分アッサリと決まった気もするが、その時はただただ踊り出したいくらい嬉しい気持ちでいっぱいだった。思わずマダムの手を握ってしまうほど。

そんなこんなで、12月6日〜16日の10日間、身分違いの恋が叶います。

冬の沖縄で、『234のインシャラー展』、やります。

絵と写真を展示します。来てね。

Special thanks to

珈琲茶館インシャラー(Cafe in Naha)

Tomoko Uda(This text is a tribute to her lovely work.)

W from A&W design (flyer design)

SoccerBoy (flyer photo)

(敬称略)

獅子舞

2013/11/03

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3ヶ月

2013/07/03

東京から那覇に引っ越して3ヶ月が経った。なんだかんだで那覇宅を留守にすることが多くて、実際に住んでいる期間は半分くらいだったのだけど、家でネットもできるようになったし、ゴミを出す曜日もおぼえたし、部屋も汚くなるしで、だんだんと生活している感じが出てきた。東京の仕事を辞めてからはプー太郎なので、基本的に毎日だらだらと過ごしている。朝起きてだらだら、洗濯してだらだら、音楽聴いてだらだら、買い出しに行ってだらだら...。だらだらが板についてきている。沖縄はもうずっと溶けそうな真夏日が続いていて、私の脳みそも腐って溶けてこのまま孤独に死んでいきそう、とか思ったりする。

今朝、部屋の壁に見たこともない形の大きな蜘蛛がいてびっくりした。前に地元の人が「この時期は変な蜘蛛が出るよ」と教えてくれたことがあった。そいつかもしれない。少し透き通った淡い色の蜘蛛は、放っておいたらいなくなっていた。昼、近所のパン屋のおばちゃんに勧められた「冷やしホワイトチョコがけクロワッサン」が美味しかった。夕方、靴のなかに尻尾の切れたヤモリがいた。逃げ足が滅茶苦茶速くて、ポカンとしてしまった。夜、東京の夫と電話。仕事が忙しい様子。夕飯はポトフとのこと。4月に買った白いブーゲンビリアが一度散って、また咲いた。

私は。

自分の孤独が、すごく懐かしくて、愛しい。寂しさや焦燥や罪悪感もひっくるめて、私を圧倒する。何を食べてもいい。何を飲んでもいい。どこへ行ってもいいし、行かなくてもいい。これから会う誰かと仲良くなってもいいし、ならなくてもいい。自分の身体のまわりの自由。自分の身体のまわりの幸福。胸がいっぱいになる。明日はあの人に会ってみようかな。

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【個展】HOMELESS

2013/04/25

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